愛犬がいきなり嘔吐や下痢をしてしまい、愛犬が元気喪失や、食事を受け付けなくなってしまうことを経験している飼い主さんは多いですね。
ですが、なにかの病気ではないか?死んでしまうのではないか?と、不安になればなるほど冷静さを失い、愛犬が下痢嘔吐する真の原因に気が付きにくくなります。
すぐに動物病院へ行くべき危険性の高い下痢嘔吐と、余計なことはせずに冷静に対処するべき下痢嘔吐の見分け方、対処法をお伝えしていきます。
犬の危険な下痢嘔吐とは
定期的に健康診断をしていて、現在の健康状態はどうなのかについて把握できているという前提でお伝えさせていただきます。
なぜなら、愛犬まろんも半年に一度の健康診断をしており、一切の疾患はなく健康ということが分かっているからこそ、冷静に対処できるからです。
すぐに動物病院へ行かないと命の危険がある下痢嘔吐は、
- 散歩中に拾い食いをしてからの場合。
- 人間用の薬を誤食した場合。
- アレルギーの可能性がある場合。
以上です。
再度申し上げますが、理想は半年に一度、最低でも1年に一度の間隔で健康診断をして問題ない場合ですよ。
すぐに動物病院へ連れていくべき嘔吐の理由…少なすぎて驚かれましたか?
多くの愛犬家は、騒ぎすぎです。
それが愛犬をもっと体調不良に追い込むなによりの原因なんですよ。
犬の危険性の低い下痢嘔吐
わたしたち人間も、普段の健康診断でも異常がないけど急に胸やけがしたり、おなかを壊したり、体が痛くて食欲が低下することがありますよね。
それと同じことが起こっていると考えてください。
犬は人間よりも変化にとても弱い生き物です。それは、環境でも食事でもそう。
だからこそまずは、冷静になって原因を探ることが大切。
- 前日に食事やおやつを普段より多くあげませんでしたか?
- 普段食べなれていないものをあげませんでしたか?
- 普段与えているご飯を急に変えませんでしたか?
- おなかを冷やしてしまう環境、食事ではありませんでしたか?
- ペットホテルやトリミング又は、長時間のお留守番をさせませんでしたか?
- 足や腰など、体のどこかを痛めている可能性はありませんか?
このような単純な理由でも、犬は体調を崩しやすいです。
一度冷静になって思い出してみてください。
上記のなかで思い当たることがない場合にも体調を崩してしまう原因が必ずどこかに隠れています。
愛犬まろんは、1年に1回は必ず体調を崩してしまいます。
普段ダイソーの日記帳で毎日の食事内容、排便回数、気になったことなどを記録しているんですが、そのおかげで無意識に忘れてしまっていたことを思い出させてくれ、無意識のうちにしてしまっていたかもしれない原因を探したり、体調を崩す前の愛犬の兆候などを見返すのにとても役にたっています。
まろんが体調を崩してしまうときには、一日に何度も繰り返される嘔吐、血便、タール便、粘膜便が重なることもあります。
一般的にはすぐに病院へ!と、いわれる症状が重なるのです。
それでもわたしは一度も動物病院には行っていません。
なぜなら半年に一度の健康診断をしていて、疾患からくる症状ではないことがわかっているから。
そして、そんなときに病院へ行き検査をすれば、自然治癒力を高めようと必死で戦っている愛犬の体に対しさらにかなりの負担をかけるのはもちろん、検査結果で異常が出るのは当たり前だからです。
そしてますます焦り獣医さんの言いなりになる。
本当にいい獣医さんもいますが、利益の事を第一に考えている獣医さんがいるのも事実です。
飼い主さんがそれを見極める知識、眼力を身につけないと、結果的に苦しんでしまうのは愛犬ですよ。
下痢嘔吐には【与えないこと】が何より大切
下痢嘔吐するとき、愛犬の体の中の臓器たちは必死になって元に戻そうとしています。いわゆる、解毒や、自然治癒力の強化をしているのです。例えば、
・ストレスで下痢嘔吐するのは、自律神経の乱れが臓器に影響することで普段どうりスムーズに働くことができないから。
食事内容の変化で下痢嘔吐するのは、胃腸が驚いて普段行っている作業では足りないから。
つまり、時間を下さいというサインです。
まろんの場合、調子を崩しかける前、便がゆるくなるんです。
そうしたら、その日は一食抜きます。
与えるはずだったご飯の代わりに、本葛粉で作った葛練りにします。
愛用中の本葛粉はこれです。
ほとんどこれで次の日には元の便に戻るんですが、変わらない又は、悪化した場合は、臓器が想像以上にダメージを受けているので、それを助けるため、はじめに抜いた食事をいれて3日間固形物断食します。
つまり、固形物の摂取を一時的にやめ、臓器を休めるためです。
口から固形物を摂取し、臓器たちが消化吸収する作業は、わたしたちの想像以上に莫大なエネルギーを必要とします。
その莫大なエネルギーを体の修復に回させ、さらにその手助けをするのが固形物断食の目的です。
わたしは毎回この方法で治しています。
そして完治してから検査しに行きます。そして、今まで異常だったことは一度もありませんよ。
ただ、下痢嘔吐しているときは脱水症状が心配されるので、断食する場合でも、水分はしっかり必ず与えてください。
その水分ですが、ただの水では大変危険です。
なので水の代わりに、弱った胃腸を助け解毒をサポートする葛練りや、ボーンブロス、立石野菜スープを食事の代わりとしてしっかり与えます。
そして下痢嘔吐では、電解質も失われてしまうので補う必要があります。
その時にぜひとりいれていただきたいのが皇帝塩です。
皇帝塩は、海塩になります。
哺乳類の体液に最も近いミネラルバランスの海塩なので、下痢嘔吐で失われた電解質を補うには、なにより安全かつスムーズに吸収されます。
ドッグフードにも塩は含まれています。
なので、ドッグフードを与えている子には、塩は追加する必要は殆どありませんが、手作り食や、断食を行う場合には、塩をプラスしてあげないと危険です。

2.3㎏のボクだと、1日に115㎎のナトリウムが必要ということだね!
ですが、ここで注意していただきたいことが2つ。
- ドッグフードを与えている場合は、基本的に塩分をプラスする必要はありません。
- 手作りご飯の場合でも、取り入れている食材に多少の塩分は含まれているので、上記で計算した愛犬に一日に必要な塩分をすべて、塩でプラスする必要はありません。
手作りご飯をあげている場合には、どのくらいナトリウムが含まれているのかをある程、把握したほうがいいですよ。
きったない字で恥ずかしいし、申し訳ないですが…、
2.3㎏まろんの約一か月分のあさごはん用作り置き2種に含まれる、重要な栄養素を計算したメモです。
上の作り置きのナトリウム量が、62㎎。
下の作り置きのナトリウム量が、60~65㎎。
ですので、1日に必要な塩分の約半分は、あさの作り置きで摂取できているということです。
よるご飯は、ほぼ毎日手作りですが、朝ほど多量の食材は使用していないので毎日のよるご飯の大体の塩分量は、25㎎になります。
大体で計算すると、朝ごはんで60㎎、夜ご飯で25㎎=85㎎ですね。
まろんが1日に必要とするナトリウム量にはあと、約25g足りませんので、ほぼ毎日、0.06g(ナトリウム量25㎎)の塩をプラスしています。
愛犬にどれくらいの塩分が必要なのか大体は想像していただけたんじゃないかと思います。
すこし話が長引いてしまいましたが、要するに犬にも塩分は必要不可欠であり、断食する際には、塩分は、しっかり補う必要があるということです。
その際には精製された血管を傷つける、有害でしかない精製塩ではなく、皇帝塩のような本物の塩を取り入れることが大切ですよ。本当に。
0.01g~500gまで計れるスケールを使っています。
まとめ
愛犬が、下痢嘔吐しているとき、多くの飼い主さんは、焦って動物病院にかけこまれますね。
でもどうでしょう?そんな時に検査をすれば、異常値が出るのは当たり前で、本当の原因を探る時ではありません。
定期的に健康診断で疾患や異常がなく、有毒物質を誤食したわけでもなく、アレルギー反応を起こしているんではないことが確実であるんであれば、一度冷静になること。
そして、固形物断食をし、体の修復をサポートする水分を取らせてあげることで、体が本来の力を取り戻し心から回復し健康になるんではないかと思っています。
断食は、かわいそうかもしれませんが、下痢嘔吐しているときに固形の食事を与えることはもっとかわいそうなんですよ。
参考になっていただけたら幸いです。
なんでも気軽にお問い合わせくださいね。ではまた!
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