愛犬の腎臓病に悩まれている飼い主さんはとても多いですね。
そして、愛犬への愛情から手作りご飯を取り入れられることも増えてきましたね。
ですが腎臓病の子の手作り食は、気を付けなければならないことが多く、健全な子に作るよりもはるかに難しく、途中で挫折してしまう飼い主さんも少なくありません。
ハッキリ言います。どんなに質の高いドッグフードでも手作り食には適いません。
腎臓病の愛犬の手作り食に悩まれている方、これから始めようとされている方に向けて役立つ情報をお伝えしていきます。
一日に必要なタンパク質量
体重一キロに対して2.2g~2.5gは与えるべきであり最低ラインです。
上限は体重一キロに対して3.5gと言われています。
愛犬の活動量にもよりますが、今回はタンパク質量2.2gで計算してみます。
筆者の愛犬まろん体重2.3キロだと、
2.2×2.3=5.06gになるので、一日の目安摂取量は約5g弱ということがわかりますね。
リン、カリウムの制限
・カリウム、リンの多い食材をなるべく避ける
・肉や魚などは、一度茹でこぼす。
・生野菜はほどほどなら与えても良いですが、一時間ほど水にさらしてから与える。
カルシウム摂取量
カルシウムに関しては、リン1:カルシウム1が理想的です。
腎臓病の子のカルシウム補給に一番オススメなのは、卵殻パウダーです。
一日のカロリー摂取量
腎臓病にはカロリー摂取がとても大切です。
要するに低たんぱく高カロリーを目指していきます。
愛犬に必要なカロリーを調べる計算式↓
上記のリンクでお伝えしている、
RER(生きていくうえで最低限必要な量)と、DER(活動量の多い少ないにより変動する)についてですが、健全な愛犬の場合はRERを下回らないように気を付け、DERはそこまで気にしなくてもよいと伝えていますが、腎不全の子の場合はできるだけDERの必要量に近づけたほうがいいですよ。
腎臓病改善のために取り入れたい食材
食材の持つ力は本当に素晴らしく、手作りご飯をあげるようになってから元気になったり、数値の改善がみられることも多いんです。
現在はこのブログで情報発信させていただいていますが、元々わたしは最近までアメブロで記事を書いていました。
その時にも腎臓病改善効果の期待できる食材を紹介させていただいていましたが、腎不全でもう長くはないといわれ、ほぼ寝たきりで食べる気力もなくなってきていた子が、体調が徐々に改善へ向かい、食欲も少しでてきて、少し前が嘘のように生きる力を取り戻していくという過程を何回か見てきました。
そうなるのは分かっていましたが、実際にそういうご報告をいただくたびに、わたしが筆記する記事が愛犬たちのためになってくれていることがとても嬉しく、原動力になっていました。
では、腎臓病の子にぜひあげてほしい食材をお伝えします。
本葛粉
本葛粉とは、葛根100%で製造されているもの。
・本葛粉の原材料である葛根には鎮けい作用があり、首筋や背肩の筋肉のコリをやわらげる作用があります。
・腎臓、膵臓、副腎、脾臓、生殖器などの機能向上、改善効果も期待できます。
・胃腸の健康維持にとても効果的で弱っている胃腸にもやさしく、胃腸の負担を軽減させ、改善する効果も期待できます。
・血流改善があり、体を温め免疫システムの改善効果もあります。
わたしは、ほぼ毎日の手作りご飯にとりいれています。
正直言うと取り入れないのは本当に、もったいないです。
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竹炭パウダー
実際に炭職人は炭の素晴らしい効能を熟知しているので、不調の時には炭をかじって体調を整えるため、胃腸の悪い人はいないと、昔から言われているそうです。
竹炭パウダーの効能
1.毒素有害物質を吸収し体外に排出します。
2.下痢を抑え、おなかの調子を整えます。
3.便のニオイを抑制します。
4.腸内の悪玉菌を減らします。
あらゆる病気の原因になるほどの毒素である終末糖化産物のインドールやAGEは、体の機能を低下させます。
竹炭パウダーにはその毒素を吸着し、排出させる働きがあるんです。
腎臓病で使用される事の多い石油系の活性炭からつくられたクレメジンやコバルジンは、尿毒素や老廃物を選択的に吸着しますが便秘や下痢を起こす事があります。
便秘になってしまった子に使い続けると、嘔吐や食欲不振など逆に体調を崩してしまう事もあるので、植物系の活性炭をあげてくださいね。
どれくらいあげたらいいのかについては、薬ではないので得にこれといって決まった分量はありませんが、人の目安摂取量は1日に、耳かき2~3杯ですので愛犬の体重によって加減してください。
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なた豆茶
口腔環境にいいと有名なこのお茶ですが、腎臓病を予防、改善することでも知られています。
実際に摂取するようにしたところ、クレアニチンが低下したり、透析一歩手前から奇跡的に免れたり…そんな信じられないような効果を体験されている方も実際におられるようです。
1.なた豆のみに唯一含まれる成分であるコンカナバリンA
臓器機能の活性効果をもち、腎臓機能障害の回復、再生効果があるといわれています。
腎臓の機能回復成分であるコンカナバリンAが含まれてる食品は他にはありません。
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パウダルコ茶
知ってる方も多いと思いますが、このお茶、未知なる可能性を持っていています。
今回は腎臓病に関しての記事なので、
関係ないじゃん
と思われた方もいるかと思いますが…。
そんなことないんですよ。
ガン予防、改善効果の他にも強壮、抗炎症、抗細菌、抗真菌、消化器機能不全、梅毒、糖尿病前立腺炎、便秘改善、アレルギー改善、など素晴らしい効能があります。
免疫力を高め、質のいい食事を与え、体に毒素がたまらないようデトックスする事です。
そして、今回紹介させていただいた食材すべてにその効果があります。このパウダルコ茶は、直接的に腎臓に効果があるわけではないありませんが、体の毒素を解毒する作用にとても優れているため腎臓、肝臓などの臓器の負担を軽減するので、オススメさせていたきました。ちなみに一般的な分量は、水1リットルにパウダルコ5gです。
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そして氷皿に移し冷凍庫で保存すれば、簡単に取り入れることができますよ。
最後に
今回は愛犬の腎臓病に苦しみ、手作り食に興味はあるけど栄養素などが分からずに立ち止まっている方、手作り食を取り入れたものの、数々の弊害が立ちはだかってしまい、悩まれている。
そんな愛犬思いの方に向けて、わたしが持っている知識を共有させていていただきましたが、もしもこの記事を読んでいただいても、お役に立つことが出来なかったなら、一度お問い合わせください。
やはりそれぞれの環境があり、体力の違いもあり、思うように結果が出ないこともあります。
なので、上記を実行する際に分からないこと、気になることがあればいつでもおまちしています。
途中で挫折しそうになっても決してあきらめないでいただきたい。
治らない、長くないと言われたとしても、あきらめないでほしい。
手作りご飯の効果を知ったからこそ、この記事を読んでいただけてると思います。
このチャンスを逃さないで。
本当に正しい手作り食は、病気をも改善させていく力があります。
愛犬は、今を必死で生きようとしています。
もっと生きてほしいと思うのは、飼い主のエゴかもしれません。
でも、わたしはそうは思いません。
ここで大切なのは、
- ただ薬で延命させるのか。
- 体が病気になってしまった真の原因に飼い主が気が付き、愛犬の体が本来の力を取り戻せるように飼い主自身が行動し延命させるのか
です。
ここから先、愛犬の命はあなたにかかっています。
腎臓病に苦しむ愛犬たち、そしてその飼い主さんたちのお役に立てれば嬉しいです。
今回は以上になります。では、ありがとうございました。
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