犬の外耳炎治療薬として当たり前に使用されているミミピュアは、実はとても有害性の高い薬剤だということを知っている方は、ほとんどいないんではないかと思っています。
愛犬のために良かれと思い使用し続けることで思いもよらぬトラブルを招くことも少なくありません。
愛犬のなかなか治らない外耳炎に悩まれている方、今後もし愛犬が外耳炎になってしまっても、本当に効果のある対処法を実践できるように安全で正しい方法をお伝えさせていただきます。
そしてこの記事を公開させていただく一番の理由は、愛犬たちを被害から守るためです。
もとはアメブロで書いた記事ですが、ギリギリラインのためいつ消されるか分からないのでこのサイトに再投稿させていただきます。
この記事は、ミミピュアに含まれる成分から副作用まで説明しているので長くなっています。
そこで結論から言うとミミピュアは副作用がひどく、愛犬まろんにはたとえ無料でも使用しません。
外耳炎が治る代償として恐ろしい副作用が潜んでいるからです。
治るというより抑え込むというほうが正しいでしょうね。
そしてほとんどの外耳炎はコレで治ります。
ボクもコレで治ったんだよ♪
そしてもう一つ外耳炎を根本的に治す方法をお伝えします。
それは、食事を見直すことです。
外耳炎を患っている子の大半がアレルギーによる皮膚疾患をもっている子が多く、その多くが穀物主体のフード、質の悪いタンパク質源を使用したフードによってアレルギー体質を助長していることがほとんどです。
本当にいいドッグフードを探している飼い主さんはとても多くいますが、本当に質のいいフードを見分けるには、犬のカラダの仕組みや必要な栄養素、ドッグフードの裏事情を理解する必要があります。
たとえば、いくら添加物を避けていても、それを潜り抜けるように巧妙な手口でわたしたち飼い主に、分かりにくい形で添加されていたりもします。
そんな被害には少しでも合わせてくなかったので、愛犬まろんには完全手作り食を与えるようになりました。
ちなみにわたしが唯一オススメできるドッグフードはこちら。
手作り犬ごはんに興味がある方はコチラの記事が参考になるとおもいます。
ミミピュアの詳しい成分とそれぞれの副作用
まずミミピュアは、下記の3つの人工的な化学合成品物質を配合した薬剤です。
1.オフロキサシン
細菌たちが自らの体に必要な蛋白質を作れないようにし細菌を殺す作用。
主な副作用
- 消化不良
- じんましん
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 食欲不振
- アナフィラキシーショック
- 血圧低下
2.ケトコナゾール
真菌の細胞膜合成を妨害し、増殖を抑える作用。
主な副作用
- 接触性皮膚炎
- かゆみ
- 発疹
- 皮膚剥離
- 吐き気
- じんましん
3.トリアムシノロンアセトニド
まさに対症療法剤であり、一時的に病気が治ったかのように見える気休めの薬です。
ステロイド剤の一種で病気を根本から治す薬ではありません。
すべてのステロイド剤は長期間使用する事で、重度の副作用が出ることがほとんどです。
そしてトリアムシノロンアセトニドには催奇形性があり、妊娠している愛犬の場合は生まれてくる子犬が奇形児である可能性が高まります。
主な副作用
- 皮膚病の誘発
- 毛細血管拡張
- 乾燥皮膚
ミミピュアは動物用医薬品として許可されてはいますが危険性、有害性などに関するデータが少ない薬剤でもあります。
犬、猫などに使用される動物用医薬品は、発売後に有害問題を起こす医薬品が多いことも知っていただきたいですね。
そして医薬品には、薬の効能書が添付されていますね。
その効能書をすみずみまで熟読し、効能だけではなく副作用や使用上の注意などを、しっかり読んで理解することがとても大切です。
ですが、多くの人はその効能書を隅々までを読んでいません。
獣医さんにすすめられたからと、安心して使用している事がほとんどなんですよね。
ですが…ここまで熟読することが大切だとお伝えしておいてあれですが、説明を隅々まで読んだとしても、副作用や使用上の注意にかんしては特に、理解しにくい文章で記載されていることが多いんです。
その有害性、代償の大きすぎる副作用の怖さを、できるだけ知られないように薬品メーカーが故意にそのようにしているんじゃないかと思うくらいです。
ですので、誰にでもわかりやすいようにミミピュアに記載されている注意事項を要約します。
ミミピュア使用上の注意事項要約
1.本剤は第一次選択薬が無効の症例に限り使用すること。
ミミピュアは危険な薬剤なので、使用前に他の薬剤で治療してみて治らなかった場合に限り、使用してください。
2.本薬剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐために原則として投与前に、起因菌のオフロキサシンに対する感受性を確認してから、適応症の治療上で必要である最低限の期間、慎重な投与を行い15日以上の投与は行わないこと。
ミミピュア使用前に、起因菌のオフロキサシンに対する感受性を確認してから使用してくださいという意味ですが、その知識も技能も認知し実際にその確認作業を行っている獣医さんは実際、かなり少ないんです。
それに、15日以上の投与は行わないこととは、それほどまでに副作用が強く危険だということです。
3.本剤投与後7日目の診断で症状の改善徴候が認められない場合は処方を再検討すること。
ミミピュアは副作用が大きいので、7日目以降は継続使用はしてはいけない。
ですので本来なら、獣医さんから説明がなくてはいけませんが、ほとんどの獣医さんはきちんと伝えていないんです。
4.本剤は動物用医薬品であるため人間には使用しないこと。
人間には使えない薬剤ということ。
犬も人間も同じ哺乳類です。人間に危険な薬剤は愛犬にも危険なのは絶対です。
ただ人間に使用される薬の安全性確認レベルと、動物の確認レベルでは安全性が全然違います。
動物用医薬品には人の医療には使えない、危険な薬剤が多く出回っているんですよ。
5.誤って本剤を人に点眼、点耳服用した場合直ちに医師の診察を受けること。
人間の耳にいれると直ちに医師の診察を受けないといけないほど、危険な薬剤を犬に点耳するのは問題ないのでしょうか?
6.本剤の有効成分トリアムシノロンアセトニドには実験動物で催奇形性を有するとの文献報告があるので 妊娠又は妊娠している可能性のある使用者は注意し、慎重に使用すること。
妊娠している飼い主がミミピュア取り扱う場合、胎児に影響を及ぼす危険性が高く、生まれてくる子の発育不良や、奇形児問題が起こる可能性がある。
7.鼓膜に穿孔のある場合や炎症が鼓膜周辺まで及ぶ場合には投与しないこと。
外耳炎が進行してしまい、鼓膜が破れてしまっている場合は使用しないこと。
あまりご存じの飼い主さんは少ないですが、外耳炎が進行してしまい鼓膜が破れてしまっている愛犬たちはとても多いんです。
その原因の一つに、間違った耳掃除方法や外耳炎の段階で、危険性が高すぎる薬剤を乱用するなどの理由があります。
そして、炎症が鼓膜周辺まで及ぶ場合と明記されていますが、飼い主であるわたしたちには愛犬の鼓膜まで炎症が及んでいるのか、鼓膜に穴が開いてしまっているのかの判断はできません。
獣医さんは、ミミピュアにはこういった気を付けなければいけない、危険な注意事項があることをきちんと説明し、処方前の検査を行う役目がありますが、実際はほとんどしておらず、飼い主さん自身もその危険性を認識せずに使用してしまっている事がほとんどです。
8.本剤を投与する際にグロブリン、アルブミンの減少及びALT、ALPの上昇が見られることがあるので投与前に血液生化学的検査を実施し、検査値に異常が認められた動物には投与しないこと。
又、投与期間中は定期的に血液生化学的検査を実施し、検査値に異常が認められた場合は投与を中止し適切な処置をすること。
ミミピュアを処方、使用する前には血液生化学的検査をし、異常がないかを確認してから使用すること。
そのはずが、ほとんどの獣医さんが事前検査を行わずに処方していますね。
それどころか初診で、健康状態の把握ができていない愛犬の飼い主さんにも処方しています。
上記のように当たり前に日常的に使用されている薬剤には、実はとても恐ろしく、取り返しのつかない副作用が潜んでいるということがお分かりいただけたかとおもいます。
外耳炎を治療させるはずの薬剤であるにも関わらず、その主な成分の3種には、じんましん、皮膚病の誘発、発疹などの本末転倒の副作用が多く潜んでいます。
それらのリスクをしっかりと認知していただきそれでも使用される場合は、わたしにできることはもうありません。
ですが、その危険性を知らずに使用されている方がとても多く、そのゆえに、もしミミピュアが原因で愛犬に何かしらの症状がでて動物病院に駆け込んでも、原因が分からず現れた症状に対し、まったく因果関係のない病名を提示され追い込まれ、あらたに服用させる、その薬の副作用でさらに健康を害する。
これが最悪のパターンであり、同時にとても身近なパターンでもあります。
そんな悪循環のせいでなんの罪もない愛犬たちが苦しみ、健康を脅かされないために飼い主さんが正しい情報を身に着け、守ってあげてください。
ミミピュアの代わりにはヒバ水がオススメ
愛犬の外耳炎には、コチラで紹介しているヒバ油で自作したヒバ水がおすすめですよ。
作り方や、方法なども詳しく筆記いているのでよかったら見てみてくださいね。
ありがとうございました。
愛犬がこれ以上薬剤被害に合わず、ずっと健康でいられますように。
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