愛犬の健康を思い、ドッグフードだけでなく手作りごはんを取り入れる飼い主さんも増えてきましたね。
犬に玄米はあげてもいいのか?結論から言わせていただくと与えても問題ないといえます。ただ玄米は特にあげ方に気を付けるべきだと思います。
そこで今回は、愛犬に玄米を与えるうえで気を付けるべき注意点を詳しくお伝えしていきます。
犬に玄米を与える際に気を付けること
玄米にはミネラル・ビタミン・食物繊維などの栄養素が多く含まれていて栄養価がたかいため、愛犬の健康を考えあげてみようと思われたと思います。ですが愛犬に玄米を与える場合、まちがったというか負担をかける与え方では、逆に健康を害してしまう可能性も否定できないのでこれからお伝えすることを気を付けてあげてくださいね♪
1.犬にも有害な玄米毒に注意する
白米にする過程で取り除かれてしまう外皮と胚芽が残っているのが玄米です。それらには、発芽するまで種を守る物質のアブシジン酸やフィチン酸などが含まれています。
アブシジン酸
細胞内のミトコンドリアに損傷を与えてしまうという報告がある。
フィチン酸
ミネラルの吸収を妨げるという報告がある。
つまり、玄米を正しく発芽させずに食べることは体内に毒を取り込んでいるのと同じことです。
これらを体に負担をかけずに無害にして取り込むためにはしっかりと浸水させ、発芽玄米してから炊飯する必要があります。
発芽玄米として売られてもいますが、高いし自分で作ったほうが安全だとおもうのでわたしは無農薬玄米を浸水させて発芽玄米にしています♪
玄米に残留している農薬に注意する
わたしはもう5年ほど愛犬には手作りご飯をあげています。そしてなにより使用する食材の質にはこだわっていますが、たまに犬に無農薬玄米や野菜!?信じられないといわれることがあります。
ですが、食べるものでカラダは作られているんですよね。
犬のアレルギーや皮膚病なんかもほとんど食事が原因だとわたしは思っています。
できる限りカラダに無駄な負担をかけないためにも、農薬や汚染肉をさけ、自然に近い状態で育てられた食材を取り入れていくことが大切だと思っています。
とくに玄米は、精製された白米とは違い丸ごといただくので農薬が残留している可能性もたかくなり、そんな玄米をカラダのためにと思って取り入れても逆効果になりかねません。
愛犬に玄米を与える際にはぜひ、無農薬玄米をえらんであげてくださいね。
愛犬まろんの手作りご飯に取り入れている玄米を一応紹介しておきます。
少量しか使わないので送料無料のお試しパックで(笑)。まろんしか食べないので大分もちます(笑)。
玄米の毒を無害化する浸水のしかた
- 玄米を水で洗ったら大きめのざるに入れ、水を入れたボールの中へざるごと浸します。
- 浸水から12時間たったら、ざるごと引き上げ軽く洗い、ボールの水も交換します。
- 水をかえてからさらに12時間たったらもう一度玄米を軽く洗い、今度はボールに水は入れずに玄米の上に水に浸したフキンやキッチンペーパーをかぶせる。途中でフキンが乾いたら霧吹きなどで水を打つ。
- 12時間後、下の画像のようにプチっと芽が出て発芽していれば完成です。芽が出ていない場合は、芽が出るまでさらに時間をおいてくださいね。
犬は玄米など穀物の消化が苦手!
犬は玄米など穀物の消化が苦手ということはよく知られている事なので、愛犬に玄米をあげる際には、おかゆ状にしたりやわらかく炊いたりしていると思います。
ですが、それだけでは不十分です。たまになら問題ありませんがそれが長期的に続くと、胃腸に負担をかけてしまう可能性が高いです。
わたしが愛犬に玄米をあげるときには、先ほどお伝えしたように発芽させ玄米毒を無害化してから炊き、ペーストにしてから与えています。一回分ずつ冷凍ストックしておけば手作り犬ごはんを作る時にとても便利です。
水を多めに入れて炊き、冷めたらマジックブレッドやハンドブレンダーなどでペーストにしてからジップロックに入れあとをつけ冷凍保存したり、発芽させた生の玄米と水をミキサーにいれ撹拌し、鍋で火を通す方法もオススメです。この場合ヘラで混ぜ続けないと焦げてしまいますが、一番オススメの方法です。
一つがだいたい15g(25カロリー)になるように計算してあります。
米一合の炊きあがりの重さはだいたい330gだから…ぼくだと22食分もあるんだね。
経済的だね(笑)その分手間がすんごいかかるけどね(笑)
ジップロックに保存するやり方は↓で詳しく説明しています。
こんなめんどくさい事してられないという飼い主さんは、消化に優しい生玄米甘酒を取り入れられるのもオススメです。
犬に玄米はあげていい?与える場合の注意点まとめ
犬にも玄米は与えることができる食材ですが、与え方や品質に注意してあげることで愛犬のカラダに余計な負担をかけずに健康をサポートする食材として取り入れてもらえれば私もうれしいです。ではまた。
コメント