愛犬の手作りご飯について悩まれている方はとても多いと思います。
本当に正しい犬の手作りご飯を追求すればするほど混乱してしまう。
その原因は、
- 犬の体の仕組みを根本的に理解していない発信者。
- 利益を重視し、愛犬たちに真に寄り添わない発信者
達による誤情報が多く溢れているせいです。
その矛先が人間に行くのならわたしは仕方ないと思います。
でもその矛先は、自分で選択することのできない愛犬たちへと向かっていきます。
人間のように裏表がなく全てにおいて真正面から向き合い、一生懸命生きる愛犬たちへと。そうなると黙ってはいられません。
ですので、手作りご飯に悩まれている方に向け、取り入れたくても不安が付きまとう厳禁だと言われている鶏骨の真の効能、安全な与え方、与える目安についてお話していきます。
犬の手作りご飯で重要なカルシウム補給源は、なにがいい?
手作りご飯を与えるうえで意識しなければ、愛犬の健康を害してしまう栄養素であるカルシウム。
その補給源には、わたしは自信をもって手羽先の先を、おすすめさせていただきます。
手作りご飯に取り入れたい手羽先の先の知られざる効能
・造血作用、免疫力向上
鳥骨の骨髄(マローとも言われる)の完璧すぎる効能についてお話します。
まず、血液を作っているのは体内の骨髄です。
鳥骨の骨髄には、赤血球、白血球、血小板などを造る元となり、造血作用に必要な成分がバランスよく含まれています。
手羽先の先には骨髄も含まれているため、何よりも効果的な栄養補給源ですね。
・涙やけの改善
涙やけの本当の原因は、ハッキリ言うなら栄養不足です。
一般的にまとめてタンパク質不足とも言われます。
鳥骨をあげて涙やけが良くなっていく殆どの理由は、タンパク質不足が改善されるためです。
ですが…、それでも一向に改善に向かわない場合は、ほかに原因があります。
つまり体に毒素がたまっているのです。
理由が分からない方は、一度、愛犬のためにと取り入れている全てを見直してみてください。愛犬家の方ほど驚かれるかもしれませんが、下記を読んでいただくことをおすすめします。
・パテラの自然治癒
手作り食にありがちなカルシウム不足を、この良質なカルシウム補給源である手羽先の先で補うことで、真から吸収できる栄養素になります。
手羽先の先には、カルシウム補給源以外にも、コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミン、ヒアルロン酸、セラミドなども含まれているからです。
そしてそのパテラは、単なる関節炎ではないのか、今一度確かめることを忘れないでくださいね。
パテラと診断されても、実際は関節炎ということが多くあります。
それに気が付かずに、獣医さんの言うことをすべて鵜呑みにし、手術してしまってからでは手遅れですよ。
カルシウム補給として手羽先の先をあげていくと良くなることがほとんどなんですよ。
・カルシウム補給
上記に含まれるカルシウム補給については、ドッグフードや、サプリメントに配合されているカルシウムの質とは、かけ離れて良質なカルシウム補給源である事が一番おすすめできる理由です。
ここで、良質なという真の意味の分からない方や、ドッグフードに含まれる様々な栄養素の質、その栄養素を作り出している添加物の多大な副作用についての対策が不十分な方はご覧ください↓
上記の紹介リンクを見て、たとえ一つでも記載の成分が入っていてなら、避けるべきですよ。
もっと突っ込んで言うのなら少なくとも、愛犬まろんには上記成分が一つでも含まれているなら、たとえ無料だとしても与えません。
わたしがお伝えする食材の質とは、一般的に言われているアミノ酸スコア(食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値)。も大切ですがそれ以上に大切なことは、その肉になる家畜、家禽が、どのようにして育てられたのか。
わたしは、そこに何よりの重要点を置いて愛犬のタンパク質源を選んでいます。
その理由は犬や猫は、タンパク質を人間より多く必要とし、その利用用途の重要性が高く大切だからです。
筆者の愛犬まろんにも手羽先の先は、生後3か月で家に来てから欠かさずとりいれてきました。
始めの頃はその必要量や、与えるべき量が分からずに悩みました。
そこで効能は分かったけど、どのようにどれくらい、あげたらいいのかについてお話しします。
手羽先の先を確実に安全に与えられる作り方・与える量
前まではアメーバ記事でも紹介しているガス調理法で作っていましたが、愛犬まろんはしっかりと噛まずにほぼ丸のみしてしまうので、消化に負担がかかることが心配でした。
そこで最近では、スロークッカーという低温調理家電を使用して作っています。
この家電を使用することで、骨は手で粉々にできるまでに柔らかくなります。
さらに、栄養素を壊さずに吸収しやすい状態にしてくれます。
圧力鍋では、栄養素が壊れてしまうのでおすすめしません。
では、作り方をお伝えさせていただきます。
作り方
1.手羽先の先を鍋でさっとあく抜きしたらスロークッカーにうつし、2倍の水をいれる(スロークッカーに手羽先の先をいれたらその倍の水をいれるということ)。
脂質が気になる方は、あく抜き後、軽く取り除いてください。
2.蓋をして、スイッチをhighにして、フツフツしてきたらLowに切り替えて12時間ほど放置で完成です。
3.完成したらハサミで適当に切り、あとは手で粉々にしてあげましょう。
それと、まとめて作って小分けするのがおすすめです。
わたしは4日分ほどまとめて作って冷凍保存しています。
煮込み時間はかかるけど、最初にあく抜きするだけであとは放置で完成するので忙しい方にもおすすめですよ。
ちなみにボーンブロスを作るために24時間煮込んだ手羽元の骨が、手でつぶせるまで柔らかくなります。
今回使用した手羽先の先。
愛用してるスロークッカー。
与える量
2.3㎏の愛犬まろんには、一日に1~2本与えています。
あげすぎな気もしますが運動量が多いのと、この量が一番体調が良さそうだからです。もちろん、徐々に増やしていくことが大切です。
鶏骨を食べたことがない子にいきなりたくさんあげると、内臓が驚いて下痢になったりすることもあるので、はじめて与える際は半本、又は一本からスタートして徐々に増やしていってください。
体調を崩す原因は、内臓が驚いた。ただそれだけなんですから。
効果は素晴らしすぎるので、少し体調崩しても、原因は分かっているんですから見守ってください。ここで躊躇してやめてしまうのは本当にもったいないと思います。
そして鶏アレルギーの子に食べさせてしまった場合を除き、動物病院には絶対に行かないこと。
動物病院に行くことで無意味で有害な治療をされて本末転倒。逆効果です。
もし内臓が想像以上に驚き、下痢がなかなか治らない場合は愛犬自身の免疫力が低下しています。
その時には水100mlに対し本葛粉10gを加え、よく混ぜながら弱火で透明になるまで練って作る葛練りを与えてください。
愛犬が下痢をしてしまった時、通常は獣医さんで抗生物質を処方していただくのですが、交配直後だったため薬の投与はしたくありませんでした。
そこで本に紹介されている葛練りを与えてみたところ徐々に良くなりました。
ひどいときは水様便だったのが抗生物質を与えなくても治り本当にうれしいです。引用元:須崎動物病院
手羽先の先に決まった量は特にありませんが、あまりに多いと便が白くぽろぽろになり、掴むとパラパラ崩れたらあげすぎというサインですので減らしてください。
さいごに
一般的に与えてはいけないと言われている鳥の骨ですが、実は愛犬に必要な栄養素が豊富に含まれ、様々な効能があることがお分かりいただけたかと思います。
今回紹介させていただいたスロークッカーを使用して調理すれば、縦に裂け尖った部分が刺さるから危険といわれている鳥の骨を、確実に安全に与えることができるのでぜひ取り入れてくださいね。
それでも、どうしても怖いから骨はあげたくないという方は下記を参考にしてください。
ありがとうございました。ではまた。
コメント
我が家にもチワワがおり、鶏ガラはレンジでチンしたりしてあげています。
スロークッカーのお話とても参考になりました。
鶏ガラをあげる際、野菜やその他お肉等も一緒にあげていますか?
それともガラのみでしょうか?
老犬になり、喉の通りが悪くなってきていますので
何か工夫できればと思っています。
コメントありがとうございます。
愛犬には、手羽ガラとお肉や魚を煮込み本葛粉でとろみをつけたものにペースト野菜を混ぜてあげています。
噛む力が弱くなってしまった子にはスロークッカーで柔らかくした手羽ガラはなによりおすすめです。