愛犬の健康を気にかけ、手作りご飯に切り替える方が最近増えてきましたね。
そこで多くの方々が最初に、
どんな栄養素が必要なのか分からない
と、悩まれると思います。
そんな方々に向け、犬に必要な栄養素や、その効能などを詳しく分かりやすいようにお伝えしていきます。
犬の手作りご飯に必須の【5大栄養素】
犬の健康状態を維持する上で大切な栄養素は、主に5種類です。
①タンパク質
動物の体の20%を占める重要な栄養素です。
質のいいタンパク質を使用することが愛犬の健康維持にはとても大切です。
②脂質
タンパク質や糖質などよりも消化されやすく、優先的にエネルギーとして使われ、脂溶性ビタミンの吸収を高める役割もあります。
脂質は分解され、様々な過程を得てグリセリンと脂肪酸となります。
大きく分けると次のように分類されます。
- 飽和脂肪酸(畜産動物の肉に多く含まれています)
- 不飽和脂肪酸(植物や青魚に多く含まれています)
③炭水化物
主に、エネルギー源として使われます。
手作りご飯では白米、玄米を使用されることが一般的です。
しかし最近では、必須ではないとの意見も多く、個人的にはナニを炭水化物としてとり入れるかだと思っています。
わたしが愛犬まろんの手作りご飯にとり入れているのは本葛粉です。
白米や玄米に比べ消化吸収に負担をかけないのに加え、栄養価がかなり高く、からだを温め、免疫力を向上させる効果があります。
そして、本葛粉に含まれるでんぷんは、消化吸収に優れていて、整腸作用もあるのでとってもオススメです。
④ミネラル
歯、骨、からだなどの組織を構成するはたらきや、体調を整えるはたらきがあり、たんぱく質、脂質、炭水化物の栄養素の機能をサポートするはたらきもあります。
ミネラルといわれるもには、下記があげられます。
- カルシウム、
- リン、
- カリウム、
- マグネシウム、
- ナトリウム、
- 鉄、
- 亜鉛、
- 銅マンガン、
- セレン、
- ヨウ素
⑤ビタミン
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられます。
水溶性ビタミンに含まれるもの
- チアミン
- リボフラビン
- ナイアシン
- パントテン酸
- ピリドキシン
- ビオチン
- 葉酸
- コバラミン
- ビタミンC
- コリン
- イノシトール
脂質性ビタミンに含まれるもの
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンK
- ビタミンE
あげすぎに注意するべき栄養素
脂質
- 肥満
- 膵炎
- 高脂血症
- 脂質異常症
- 下痢
わたしが気を付けていることは、
- 鶏むね肉だったら皮をとる
- 牛肉や豚肉は、赤身で脂質の少ない部位を選ぶ。
- イワシやサバなどの脂質の多いものは、軽く茹でこぼしてから調理する。
上記を意識して気を付けていますが、それ以外によほど脂質のたかい食材を頻繁に与えないかぎり、そこまで気にする必要は経験上ありません。
炭水化物
もともと犬は穀物の消化が得意ではないのでたくさん食べすぎると、炭水化物に含まれているデンプンの消化作業より、臓器に思いもよらぬ負担をかけてしまうことも多いです。
又、ガンやアレルギーの発症にも繋がってしまいますので、与えすぎに気を付けましょう。
あげるなら消化もスムーズで、おなかにも優しい本葛粉がオススメです。
ドックフードとは違い、栄養素を自分で考え組みあわせなければいけないことが、犬の手作り食をはじめる際に、一番悩まれるポイントだと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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