犬の大腸炎はめずらしくなく、愛犬が一度は大腸炎になってしまった経験がある飼い主さんも少なくないんではないでしょうか。そこで今回は愛犬が大腸炎になってしまった場合に愛犬に負担をかけることなく回復させることができる、本当に有効な自然療法についてお伝えしていきます。
愛犬が大腸炎になっても焦らないことが大切
愛犬が大腸炎になってしまうと下痢や血便をくりかえし、嘔吐も併発することもあるので、その過剰な症状にあせり冷静な判断ができなくなってしまうことも多いと思います。
一般的には動物病院に連れていき、下痢止めや抗生剤、整腸剤など処方され食事を減らす又は絶食させながら様子をみるというのが一般的ですね。
ただ、大腸炎で元気がないときに動物病院に連れていくのは、さらにストレスをかけ負担をふやすだけなのでわたしは連れていきません。
それは、半年に1度の徹底した健康診断をおこない、疾患や異常がないことが確認できているからです。
なのでしばらく健康診断をしていなくて、愛犬の詳しい健康状態が分からない場合は、まず動物病院へ連れていくべきです。命にかかわる疾患がかくれている場合もあるので。
また、お伝えするまでもないとは思いますが一応…
誤食した可能性がある場合も早急に連れていってくださいね。
なので、定期的に健康診断をしていて命に係わる疾患がないことが確認できるばあいは、焦らずにこれからお伝えする方法で対処していただければと思います。
犬の大腸炎に本葛粉は大活躍
愛犬が大腸炎になってしまったら、まず絶食が基本です。
この時に食事を与えることは、かえって状態を悪化させてしまいます。
絶水も必要だという情報もありますが、大腸炎では下痢に加えて嘔吐が重なることも多く、脱水になってしまうキケン性もあるので与えたほうがいいですが、この与える水を本葛粉で練った葛ねりや葛湯にしてあげてください。
愛犬の大腸炎を本葛粉で治す方法
愛犬まろんも1年に一度は大腸炎になってしまいます。
食べなれないものを食べたり、食事をあげすぎたり、疲れがたまったりストレスがかかってしまったなどさまざまな要因が原因で起こる大腸炎ですが、愛犬の場合は大腸炎になってしまう寸前で食事を1食抜きます。
大腸炎になってしまった愛犬をいままで何度か見てきたので、大腸炎になる寸前の便。いわゆる腸が疲れたから少しやすみたいというサインの便に気づくようになりました。そこに気が付かずに食事をあたえてしまうと…
腸はやすむことができず、疲れがたまった状態であらたに入ってくる栄養素の消化吸収に追われることになります。その結果が大腸炎です。
ボクもたまに大腸炎になっちゃってたけど、いつもままが治してくれたよ♪
そうね、たまにあげすぎちゃったり食べたことないものをあげて大腸炎になっちゃうことがあったねごめんね( ノД`)シクシク
では、いつも行っている大腸炎の治し方をお伝えします。
大腸炎を素早く治すために食事は一切与えない。
大腸炎のときに臓器は想像以上にダメージを受け、修復しようと頑張っています。
そこに固形物をいれ、消化吸収を強要することは修復を妨げ、回復を邪魔している事とかわりありません。
3日間は食事の代わりにくず湯で断食させる。
大腸炎になってしまったら、朝晩の食事の代わりにくず湯や葛練りをあげ断食させます。胃腸の回復をサポートし、弱った胃腸にもやさしくしみこむ本葛粉は、大腸炎の救世主です♪臓器の修復をサポートし回復を早めます。
このとき注意することが一つだけ。自然塩を混ぜてあげてください。
下痢や嘔吐では体内の電解質が多く失われてしまうのもそうですが、犬にも塩分は必要不可欠なので食事を与えない時には、正しい塩分を追加してあげる必要があります。
また、愛犬が大腸炎になってしまったときにはコチラもくず湯にまぜていました。
2.3㎏のぼくで竹炭パウダーは耳かき半分くらい。はちみつはティースプーン半分くらいだよ♪
4日目に葛練りに少量の食事を混ぜて与える
4日目には、普段の食事の3分の1ほどのお肉と葛練りをまぜてあげます。
ドッグフードの場合は必ず少量のお湯でふやかして、葛練りと混ぜてください。
吐かずに下痢もしなければ2食目の食事も同様にあげます。(ここで吐いてしまったり下痢をした場合はご相談ください)。
5日目
ここまで嘔吐も下痢もなければあとひといきです。
ただし焦りは厳禁!徐々にいつもの食事に戻すのが鉄則です。いきなり普段の食事をあたえてしまい胃腸がおどろき再発してしまっては愛犬もかわいそうです。
ということで、あげたい気持ちをぐっとこらえ、5日目はふだんの食事の半量と葛練りをまぜてあげます。2食目も同様に。
6日目
ここまでくればラストスパート。再発の心配はほぼありませんが、念のため普段の量をあげるのは避けます。
普段の食事の3分の2と葛練りまぜてあげてください。2食目も同様に。
7日目
7日目には、ようやく普段の量をあげても心配がなくなります!
が、ドッグフードの場合は7日目までお湯でふやかしてあげたほうがいいです。
大腸炎の完治にはだいたい1週間はかかる
3日間も断食させて大丈夫かという心配は無用です。
再度お伝えしますが、自然塩を混ぜるというのは忘れずに行ってくださいね。
そして完治には、1週間はかかるとおもっていてください。そうじゃないと焦ってしまい逆効果になってしまいます。
3日間胃腸を休め、4日かけて徐々に普段の食事にもどしていくという方法が愛犬が大腸炎になってしまったときに行っている方法で、なにより効果的な方法です。
日頃から免疫力をあげ大腸炎予防
現在ドッグフードをあげている飼い主さんは多いと思いますが、どんなに高く高品質なドックフードをあげていてもやはり、手作りご飯には適わないとおもっています。
とくに大腸炎を繰り返す子やアレルギーがある子、慢性疾患のある子などは特に手作りご飯をおすすめします。
本葛粉で大腸炎を治す方法まとめ
大腸炎はわざわざ病院に通ったり薬を飲ませたりしなくても、飼い主さんが治してあげられます。
定期的な健康診断で異常がない場合は、少しくらい体調を崩しても焦らず断食させて様子を見ることが大切です。
また、大腸炎になりにくいというか、良好な腸内環境を作るために欠かせないサプリメントや質のいい食事はあらゆる病気を遠ざけるのでおすすめです。
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